手紙-20歳の私へ-
私の夢。

恥ずかしくて周りに言えなかった夢。

この手紙にだけ書きますね。

だって手紙を読むのは私自身でしょ?

小学生の時は獣医。

中学生になって変わった。

私の夢は脚本家。

アニメの脚本家になりたい。

脚本を書きたい。

母親に反対された時
もの凄く悔しかったの覚えてますか?

私の気持ちは本気だった。

今でも。

部屋の本棚にある、
アニメの雑誌や小説を見る度辛かった。

馬鹿にしてほしくなかった。

「現実見ろ」

なんて言ってほしくなかった。

こんな脚本を書きたい。

この人達と仕事をしたい。

そう思ったから、
だから言ってほしくなかった。

あの言葉は今も胸に残ってます。

未来の私も覚えてますよね?

大人になってからも
傷はまだ癒えていませんか?
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