そこは死後の世界だった!?
「それ、本当なのかよ?」


「俺の親父とお前の母親が
浮気してたから、
両者ともに離婚したって?」

「親父がそう言ってた」

開いた口が塞がらないとはまさにこの事だ。

俺は、何も言えなくなってしまった。

そして今度は、晃の口から
有り得ない言葉が発せられた。

「なぁ、俺の母親返してくれよ。」


そんな事言われても俺は
離婚してからの
親父の居場所なんて知らない。

「そんなこと言ったって、
俺は親父の居場所知らねぇし……」

事実である。
< 6 / 13 >

この作品をシェア

pagetop