エデン
「ん‥‥」
‥‥ここどこだ?
俺はゆっくりと身体を起こした。
隣を見れば裸の女が俺に纏わりつくように腕を回して寝ている。
ああ、そうか‥‥女の家か。
俺は頭をわしゃわしゃと搔いた。
どうも目覚めが悪い。
‥‥シャワーでも浴びるか。
俺に纏わりついてる手をどけて、ベッドから降りた。
窓から覗く景色はまだ薄暗くどうやら夜明けな事は分かったが、今日が何日なのか皆目見当もつかない。
こんなとこ気の強い従兄妹どのに見つかったら、またどやされるだろうな‥‥
‥‥そろそろ帰るか。
そんな事思いつつ、シャワーを浴びた。