エデン

「うーん。ジブリール様どこに行ったんだろ」

あれこれとジブリールの行きそうな場所を探したけれどどこにもいなかった。

「あ!!」

一番肝心なとこを忘れていた。

ジブリールの一番行きそうな場所なんてあそこしかない。

思いついたエティルは歩いてた足を止め、くるりと反転して走り出そうとした。

が、


どしん・・!


何かに思い切りぶつかり後ろに転げてしまった。

「いったぁぁ」

「大丈夫?」

しこたまおしりを打ってしまい、おしりをさすりながら顔をあげる。

「メ、メタトロン様!!」

エティルはおしりに手を当てたままぴょこんと立ち上がると『ごめんなさい』と頭を下げた。
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