君がくれたもの
俺と守は祐二の方へ。

美香は菜子の方へ寄り席に座る。

目の前にいる菜子はソワソワとしてて俺を見ては目をそらし…。

何がしたいのか検討がつかない。

(髪の色すげえ。)

菜子の髪は明るい茶髪になってた。

ミニチュアダックスフントみたいな。

「律、宿題できてないんだろ。
今度俺の家来いよ。写してやるから。」

祐二の突然の呼びかけ。

ハッと我に返り横を向く。

「おう。いつ言ったらいい?」

「えっと…」

そう言いかけた所で美香が何かを思い出したように会話を遮った。

「ああああっ!!宿題できてない!!
祐二、私も祐二の家行っていい?」

「何だと美香!?
俺だってできてないぞ!!
て事で祐二先生お邪魔していい?」

どこまで馬鹿なんだろう。

会話を聞いてて呆れてきた。

「何人増えても大丈夫だけど、なあ律?」

「騒がしいのが増えて困る。」

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