君がくれたもの
(きっと、守もりっちゃんもわかんない。
祐二の気持ちは私しかわかんない。)
歩くスピードを落としながら自分の影を確かめる。
「一緒だから。私と祐二は一緒だから。」
誰にも聞こえない声で。
(最初からわかってたのにね……)
だから苦しいんだ。
だから胸が痛いんだ。
守は美香の後ろ姿を見つつ、ぼんやりと考えた。
(俺って女心わかってない?)
律は昔から守の中で憧れの人。
かっこよくて自分の言いたい事言えて、考えを曲げたりしない。
祐二は顔も良くて頭も良い。
いわゆるイケメンだ。
だが、それを自慢するわけでもない。自惚れてもいない。
美香は明るくて一緒に馬鹿騒ぎができる。
笑った顔を見ると落ち着くし心地良い。普通に好きだ。
その好きは「友達」としての好き。
菜子は昔は大人しくて人の前に出るのが嫌だった。
今はそのイメージとは全く違ってる。
派手な服装に明るい髪。
だが、性格は変わってなかったらしい。
人に何か言われるとすぐ泣く。
自分の気持ちを上手く表現できない事。
祐二の気持ちは私しかわかんない。)
歩くスピードを落としながら自分の影を確かめる。
「一緒だから。私と祐二は一緒だから。」
誰にも聞こえない声で。
(最初からわかってたのにね……)
だから苦しいんだ。
だから胸が痛いんだ。
守は美香の後ろ姿を見つつ、ぼんやりと考えた。
(俺って女心わかってない?)
律は昔から守の中で憧れの人。
かっこよくて自分の言いたい事言えて、考えを曲げたりしない。
祐二は顔も良くて頭も良い。
いわゆるイケメンだ。
だが、それを自慢するわけでもない。自惚れてもいない。
美香は明るくて一緒に馬鹿騒ぎができる。
笑った顔を見ると落ち着くし心地良い。普通に好きだ。
その好きは「友達」としての好き。
菜子は昔は大人しくて人の前に出るのが嫌だった。
今はそのイメージとは全く違ってる。
派手な服装に明るい髪。
だが、性格は変わってなかったらしい。
人に何か言われるとすぐ泣く。
自分の気持ちを上手く表現できない事。