君がくれたもの
おかしな夢。

夢の中の美香は様子おかしかったし。

あ……れ?

美香っていつから俺達といた?

自分の記憶なのに妙に疑わしい。

でも今はそれより体がだるくて考える暇もない。

「りっちゃん!!!」

「うわぁ!!!?」

ギョッと目を凝らすと守が抱き着いてきた。

「な……何だよ!!?」

裏返る声と反対に守から体を反らす。

「りっちゃんが素直になるなんてめったにないから…つい。」

「俺はあっち興味ないからな!!」

「俺もだよ。なあ、エロ本ない?マニアックな方ね。」

「だったら離れろ!!
それからエロ本なんて持ってねえ!!一緒にすんな!!」
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