君がくれたもの
「絶対とか永遠なんてないんだよ。」
「祐二でもっ……」
「両想いとか叶わない夢なんて……みない。」
「違う!!美香とりっちゃんが付き合えば……!!
付き合えば、菜子は祐二を見てくれる!!
好きに……なってくれる!!」
本音を言ったつもりだった。
守が思っていた事を全部ぶちまけた。
美香と律が付き合う。
祐二と菜子が付き合う。
自分の事なんていい。
本当にいいのか……?
どこか意思と食い違って聞こえる言葉。
「……守は子供だな。」
「………」
「好きな人の幸せを願いたいんだよ。」
落ちた花火を拾いながら祐二が切なそうに守を見る。
「俺は菜子の事が好きだから……
だからこそ、菜子に幸せになってほしい。」
「祐二でもっ……」
「両想いとか叶わない夢なんて……みない。」
「違う!!美香とりっちゃんが付き合えば……!!
付き合えば、菜子は祐二を見てくれる!!
好きに……なってくれる!!」
本音を言ったつもりだった。
守が思っていた事を全部ぶちまけた。
美香と律が付き合う。
祐二と菜子が付き合う。
自分の事なんていい。
本当にいいのか……?
どこか意思と食い違って聞こえる言葉。
「……守は子供だな。」
「………」
「好きな人の幸せを願いたいんだよ。」
落ちた花火を拾いながら祐二が切なそうに守を見る。
「俺は菜子の事が好きだから……
だからこそ、菜子に幸せになってほしい。」