恋歌 〜secret love〜
 

「お前等、マネージャーの役割ってよくわかってなかったろ?彩乃には、簡単に言うと俺達、主に奏のサポートをしてもらうから。

ま、詳しくは決めてないけど」


「そんなこと言ってー!ただ単に、勇人が彩乃ちゃんと一緒にいたかっただけだろー?」


「もちろん!それもある」



勇人と仁志くんの会話にみんなで笑っていると、彩乃がCDとプレーヤーを持って戻ってきた。


それらを、自慢げに私達の近くの机に置く。



置かれたCDの背には、有名な名前がたくさん並んでた。



音の低い曲、高い曲。


テンポの早い曲、遅い曲。


レトロな曲に、R&B。


アニメのキャラクターソングに……これは声優の曲?


演歌に、洋楽まである。



彩乃は普段CDを持ち歩かないけど、このためにレンタルしてきたみたいだった。



でも、バリエーションが豊かすぎて、何のために使うのかわからない。

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