恋歌 〜secret love〜


恋歌。


あの歌には、少し“秘密”を作った。



あの時……


先生への気持ちでいっぱいだったあの時



どうしても抑えられなかった気持ちを、あたしは歌詞に隠したんだ。



だから、恋歌は言葉の選び方とか、詩の流れに少し不思議なところがあると思う。



1つ1つの文字列を追うと、あたしの気持ちがわかるように作った詩だから……――――




キ 気付けばそこに君がいて

キ 気付けば歌がそこにある

タ ただただ願う、あの夜を

イ 今にも捨てて飛び立とう


ノ 望んでばかりの明日とか

タ 頼ってばかりの昨日とか

ヨ よくやったね、と誉められない

シ 静かなあたしはもういらない


ロ 蝋燭でも灯しましょうか

タ 例えば道に迷っても

カ 必ずここへ戻れるように


ム 難しいことなど何もない

ノ 乗り越える勇気を持てばいい

キ 気軽に言えた言葉じゃないけど

モ もう諦めないと決めたから

チ 小さく大きく歌うよ secret love
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