恋歌 〜secret love〜
「勇人ー!遅くなってごめんねっ」
「大丈夫だって。彩乃、お疲れさま」
「勇人もお疲れさまです。帰ろっ!」
笑いながらあたしの頭を撫でる勇人に、あたしも笑い返した。
部活後。
待ち合わせの場所は、いつも自転車置場。
あたしの家までは自転車で約10分。
勇人の家は、そのもう5分先。
30分待って相手が来なかったら、メールをして先に帰る。
これがあたし達のルール。
学業優先のあたし達が、お互いのために作ったルールだ。
もちろん、待ってる間は単語帳を見なきゃダメってオマケ付き。
窮屈そうに見える鶯加高校で
あたし達は世間の考えを裏切って青春を満喫してる。
「大丈夫だって。彩乃、お疲れさま」
「勇人もお疲れさまです。帰ろっ!」
笑いながらあたしの頭を撫でる勇人に、あたしも笑い返した。
部活後。
待ち合わせの場所は、いつも自転車置場。
あたしの家までは自転車で約10分。
勇人の家は、そのもう5分先。
30分待って相手が来なかったら、メールをして先に帰る。
これがあたし達のルール。
学業優先のあたし達が、お互いのために作ったルールだ。
もちろん、待ってる間は単語帳を見なきゃダメってオマケ付き。
窮屈そうに見える鶯加高校で
あたし達は世間の考えを裏切って青春を満喫してる。