恋しちゃいけない!
 間に合うかどうかなんて分からないけど、とにかく明日香は走った。

   

「...はあ...っ...はあ...」


息を切らしながら目的の場所に着いた。

 そして、周りに人がいない事を確かめてそっとドアを開けた。

幸い、コピー室には誰もいなかった。

 一番の問題は、写真のコピーだ。

 辺りを見回し、明日香はコピー機を見つけた。

コピー機のそばにより、探した。

 でも、見つからなかった。
明日香は青ざめる。
その場に立ち尽くしていると


「...探し物はこれかな?美濃森 明日香」


 げっ、この声は...

明日香は振り向く。
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