恋しちゃいけない!
やはりあいつだった。
日野末 旺架(ひのすえ おうか)
明日香の小さい頃から一緒...というか、金魚のフンのように明日香にくっついていた、同級生。
昔から、【男のくせに】といつも明日香と一緒にいてからかわれていた子だ。
でも、明日香とは仲がいい...と思っているのは、旺架だけであろう。
明日香から見て、『金魚のフンのようにくっついているただの、お邪魔虫』にすぎない。
実は、旺架がいつもくっついていたのは、明日香と同じ旺架も...
ヴァンパイアだからだ。
「...それ、「安心しろ。誰にも見られてない」
それ、返して。と言おうとしたが、さえぎられた。
「ほらよ」
「......ありがとう」
お礼は言った。
でも、なんで旺架が持っているか不思議だった。
それは後で聞くとして《問題は》、100枚あるかどうかだ。
コピーされた枚数を数えていると
「俺、それ一枚もらっておいたからな」
「..は?...なんで?」
「なんでって...記念だ」
なぜか、旺架は顔を赤らめた。
「...記念??...」
自分にしか聞こえない声で、明日香はつぶやいた。
日野末 旺架(ひのすえ おうか)
明日香の小さい頃から一緒...というか、金魚のフンのように明日香にくっついていた、同級生。
昔から、【男のくせに】といつも明日香と一緒にいてからかわれていた子だ。
でも、明日香とは仲がいい...と思っているのは、旺架だけであろう。
明日香から見て、『金魚のフンのようにくっついているただの、お邪魔虫』にすぎない。
実は、旺架がいつもくっついていたのは、明日香と同じ旺架も...
ヴァンパイアだからだ。
「...それ、「安心しろ。誰にも見られてない」
それ、返して。と言おうとしたが、さえぎられた。
「ほらよ」
「......ありがとう」
お礼は言った。
でも、なんで旺架が持っているか不思議だった。
それは後で聞くとして《問題は》、100枚あるかどうかだ。
コピーされた枚数を数えていると
「俺、それ一枚もらっておいたからな」
「..は?...なんで?」
「なんでって...記念だ」
なぜか、旺架は顔を赤らめた。
「...記念??...」
自分にしか聞こえない声で、明日香はつぶやいた。