恋しちゃいけない!
 明日香の頭には、もっと【?】のマークがいっぱいになった。

 話が余計ややこしくなってしまった。

じゃあ、一度この話はおいといて

「それより、何でこのコピー持ってたの?」

さっき聞きたかった事を聞いた。

「...ああ、それは偶然、少し前に先生に紙が一枚足りないからコピーしてくれって頼まれて、この部屋にきたら、このコピーがあってこれは見られたらやばいと思って、持ってた。

そしたら偶然、明日香がここまで猛ダッシュできて...」

そんで、今に至る。みたいな?


「すごい偶然ね。......そういえば、今思い出したんだけど、私こんなことしてる場合じゃなかった。
 
 ちょっと急がなくちゃいけないから、また後で!」





 明日香がコピー室から去った後、旺架は笑った。
それも不敵な笑みで...

 そしてこう言った。

「また後で。...






未来のお嫁さん。くれぐれも、ほかの男に引っかからないように...」
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