初恋の行方〜謎の転校生〜
『もっと脱げ』って言われたら、どうしよう……


そう思っていたら、「こっちを向け」と言われてしまった。


「いや」

と言ったら、

「ちゃんと見たいから、こっちを向いてくれ」

と柏木君に言われてしまった。


どうしよう、どうしよう……
もう、いいや。どうなっても。


私は覚悟を決め、柏木君の方に向きを変えた。ただし恥ずかしくて顔は上げられなかった。

もしかすると、柏木君も裸になってるかもしれないし。


「横になってくれ。脚を伸ばして」


私は言われるままに布団の上に仰向けになった。熱くなった顔を両手で覆いながら。


私は今、ブラとショーツとソックスだけという、あられもない姿で男の子の目に晒されている。

家族にさえ、こんな姿を見せた事ないのに。

今日のは、お気に入りの水色のブラとショーツでよかったな、なんて事を、少しだけ思いながら……


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