悪魔な彼女と俺様彼氏。
ああいうのは慣れた。
別に気にしないし。


「美羽ってああいう悪口気にしないよねー?」


「え?ああ、うん。」


「たまにはあたしの胸に抱き着いて来たっていいんだからね?遠慮しないで」


「遠慮なんかしないし」


麻美の精一杯の気遣い。

あたしは鈍感なフリをする。それがあたしの精一杯の気遣い。
< 40 / 110 >

この作品をシェア

pagetop