悪魔な彼女と俺様彼氏。
麻美はバッグを肩からドサッと落とした。

バッグの中からはガラガラと色んな音が聞こえる。
メイク道具の音。


「どういう事?生太は浮気してたの?…それとも美羽からキスしたの??」


ただただ、あたしは黙ったまま突っ立っていた。

―麻美、ゴメン。


「俺からキスした。あー…、それと舌も少々。」


麻美は顔を真っ赤にして


「はぁ!?何よ、それ!!」
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