色恋


さて、どうすっかな~~


「水原」

「何だ、海波」

「持ってろ」


そう言って着ていた、白衣を水原に渡し、走り出した。

燃え上がる、炎に向かって―――


あ!勿論、水は被った。頭から……


「え!ちょっ!海波!!」


水原やクラスメイト達が、呼吸を一瞬止めた。

俺はそれを背中で感じながら、叫んだ。


「紺野!!」


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