色恋


「じゃぁ、行くよ」

「あっ待って!」

「今度は何?」

「あの……ア…ア…アドレスこ……交換してくれませんか?」

「はぁ!?」


このタイミングで!?
驚いていると、紺野が首を傾けながら尋ねてきた。


「ダメ……かな……?」

「……別に良いけど…」


そう言って、紺野に赤外線でアドレスを送った。


「ありがとう♪」

「じゃあ行くから、ゆっくり休めよ」

「うん」


返事を聞いて、俺は保健室を出た。


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