色恋


ガラ……


「遅れてすみません……」

「良いから、早く座りなさい」

「はい……。…………っ!」


机が倒れてる!


「誰だ?こんな事したのは?」

「「「「「…………」」」」」


何で、皆黙ってるの?
知らない筈なんてないのに……。


「ま、良いか……。授業再開するぞ!」


あ、そうだ……!
海波君なら……

そう思って、海波君の方を見るが、残念ながら海波君は熟睡していた。

その時、微かに聞こえた。
明らかに、私を中傷する言葉……。

‘本当に悪女だわ’


悪女って、何の事……?


今日は、すっきりしないまま授業が終わった。


-雪side END-


< 59 / 175 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop