色恋
ガラ……
「遅れてすみません……」
「良いから、早く座りなさい」
「はい……。…………っ!」
机が倒れてる!
「誰だ?こんな事したのは?」
「「「「「…………」」」」」
何で、皆黙ってるの?
知らない筈なんてないのに……。
「ま、良いか……。授業再開するぞ!」
あ、そうだ……!
海波君なら……
そう思って、海波君の方を見るが、残念ながら海波君は熟睡していた。
その時、微かに聞こえた。
明らかに、私を中傷する言葉……。
‘本当に悪女だわ’
悪女って、何の事……?
今日は、すっきりしないまま授業が終わった。
-雪side END-