One STEP
美しい白雪姫
開始2分前。
周りを見渡せばすごい人だらけで、あきらかにあたし達が入ってきたときより数倍程増えていた。
椅子が足りないのか、後ろの壁際に立っている人もたくさんいる。
体育館はこれでもかってくらいの人で溢れかえっていた。
大きな体育館がすごく狭く感じる。
窓が開いているのに熱気が凄い。
熱気で雲でも作り上げることができるんじゃないかと本気で思ってしまうほどだ。
人のパワーをものすごく感じた瞬間。
凄い…。
みんなが1つになって、これから始まる演劇を見るんだ。
なんか…凄い。
凄い、という感想しか出てこなかった。