One STEP
うぅ…そんなに嫌うことないと思うんですけど…
確かにあんなこと言った、あたしがこの場所にいることはありえないことですけど…
でも…
でも…!
はぁーっと長いため息をする先輩。
体が強張る。
「…松下美空、3年。以上さよーなら」
手短にそれだけ言うと、鞄を持って部室を出て行ってしまった。
「松下先輩何で怒ってるんすか?」
「美空…どうしたんだろ…?」
「………」
完璧あたしのせいですよね…
最悪だ。
あたしかなりお邪魔虫?
かなり嫌われてるみたいだし…。