One STEP





うぅ…そんなに嫌うことないと思うんですけど…
確かにあんなこと言った、あたしがこの場所にいることはありえないことですけど…


でも…
でも…!



はぁーっと長いため息をする先輩。


体が強張る。




「…松下美空、3年。以上さよーなら」




手短にそれだけ言うと、鞄を持って部室を出て行ってしまった。



「松下先輩何で怒ってるんすか?」



「美空…どうしたんだろ…?」



「………」



完璧あたしのせいですよね…




最悪だ。


あたしかなりお邪魔虫?


かなり嫌われてるみたいだし…。




< 197 / 528 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop