One STEP
あたしはここが好きでみんなが好きなんだ。
あたしの初めて出来た〝仲間〟〝居場所〟。
大事にしたい。
だから、上手くなってみせる。
慎也先輩…あたし、アナタの期待に答えるよ。
違う。
アナタの期待に…答えてみせる。
「ふーん、アンタ藤田が好きなんだぁ」
「っ?!」
そう耳元で囁いた美空先輩。
先輩は悪戯っぽく微笑んだ。
美空先輩…ありがとうございます。
みんなみんな、大好きです。
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