真実の書

「・・・違う。姉じゃない・・・あの本が・・・」

本?

「真実の書が、姉の代理を決めたんだ」

姉の代理?

真実の書・・・?

意味不明な単語だった。


「名前、教えてくれないかしら?」

「え?」

「大丈夫。こう見えても警察なの」


女性は、あのドラマでよく見る警察の手帳みたいな物を見せてきた。

そこにはこう書かれていた。


≪未解決事件特別捜査部 吉田琳≫
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