真実の書

「樹?どうした・・・?」

『ホントに熱か?でも今のはありえねー』

心の声・・・!?

男子が集まってくる。


『今のは酷いだろ』

『なんでうるさいなんて叫んだの?』

『樹も本当は短気だったのか?』


横目で声が聞こえるほうを見た。でも誰一人口を動かしてない。

(やっぱり・・・俺・・・)


変になったみたいだった。

流れている汗は全て、冷や汗だった。
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