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ホラー・オカルト小説一覧
真実の書
22ページ
真実の書
【樹】
「疲れてるみたいね。少し寝れば治ると思うわ」
「はぁ・・・」
俺は保健室に居た。
保健の馬渕先生はベッドの上の掛布団を敷くと、俺に言った。
「疲れてるでしょ。昨日何時に寝た?」
「えっと、11時くらいだと思います」
「そう・・・寝不足は良くないからね」
馬淵先生は俺の体を支えながらベッドへ誘導してくれた。
でも変なことに、さっきまで聞こえていた「声」は聞こえなかった。
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