あの日の恋
「それって…第二中の2年じゃない?」
あまりに簡単な事すぎて
思いつきもしなかった。
「そっか学校に
行ってみればいいんだ。」
「今日行くの?」
"とにかくお礼したいし…"
悩んでるとか可奈は
申し訳なさそうに頭に手を置いた。
「雪菜一人では不安だから
一緒に行ってあげたいんだけど…
今日塾だから…代わりに
芳樹~!」
金田芳樹可奈とあたしと
幼馴染でもう12年の付き合い。
「何~?」
ほっぺたをポリポリかきながら
照れたようにこちらに来ると
可奈は「ボディーガード」と芳樹の
肩を叩いた。