ロミジュリゲーム

―暇ツブシダヨ、暇ツブシ。―



それは機械音声のせいかとても冷たく。



「お前の思い通りになんか、させないっ!」



澪君は私の手を取り、走る。



こんな状況の中で私は、心臓が高鳴るのを抑えるので精一杯だった。



「樹梨、大丈夫か?」

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