それは恋と呼べるのだろうか?
その女と会ったのは


俺が自分の教室を見に行った時だった


「あんた何してるの?」


突然声をかけられ、

吃驚してしまった。


まさか、俺がみえてるなんて・・・



「お前、俺が視えるのか?」



「うん。あたし霊感少女だから。」


さらっと言ったよ。


「で、あんた何してるの?」


「ここ、去年の俺の教室だったから

なんとなく覗いてた。」



生きていれば三年だった俺。

此処は去年の

二年だった時の教室


「ふ~ん。」


なんともそっけない女だ。












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