それは恋と呼べるのだろうか?
「み、未架の話をしてたんだ。」


「あたしの話?」


「うん。」


幽霊だが恥ずかしくなった。


「なぁ未架、それは嫉妬か?」


あぁぁぁぁぁ。


俺は何を聴いてるんだぁ!!



「へっ?」



未架の顔が見る見る内に


赤くなっていくのを


幽霊である俺には


隠せない。




「未架、黙ったままだと肯定だと取るぞ。」



「わ、悪い?お母さんに嫉妬しちゃ。」


これは、未奈さんの言ってた事は


当たりのようだ。



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