カレカノ疑惑


後ろから里奈の声が聞こえ立ち止まる。


「沙里菜、おはよう!」


「おはよう!」


「今日もルイくんダメだったの?」


「うん・・」


「で、でも明日があるしさ。」


「ううん、もういけないって、行き帰りも弁当も・・・」


や、やばい、結構落ち込んできた。やっぱり声にだすとなぁ。


「・・・沙里菜はなんでルイくんと付き合ってんの?嫌になんない?あんな彼氏。」


「うん、、、けど私ルイくんにこと大好きだから。がんばる!」


そうだよ!ルイくんに振られたわけでもないのに。


「沙里菜、あんた本当にいい子!がんばれ!!」


それから私は予鈴がなるまでずっと里奈ののろけ話を聞かされた。
< 15 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop