もっともっと夢中にさせて♥
ほんとは一緒に帰りたくないんだろうなぁ…
『おい、陽菜?お前俺の話聞いてる?』
『えぇ?何?聞いてなかった!』
『ったくよ。何ぼーっとしてんだよ。不審者さ、朝も昼も夕方も夜も、いつでも出没するらしいぜ?お前、遅刻多いだろう?1人で危ねぇから朝も一緒に行こうぜ?』
ドキン
やばい。
やばいっす、先輩。
『い、いいの?』
『めんどくせぇけど、お袋もそうやって言ってくるだろうし、仕方ねぇから行ってやるよ。』
やっぱ、めんどくさいんだ…
『ありがとう…』