もっともっと夢中にさせて♥


『ママ…。』


『なぁに?』


優しく聞きかえしてくれるママ。
私はたまらなくなって泣きついた。
そして昨日のことを話した。


私の頭を撫でながらママは聞いてくれた。


『そんなことがあったの…。勇太くんと付き合ってるのは嬉しわ。でも…。
その柳ってつ。ふざけてるわね。この浅野家の1人によくも…』


えっ?
ママ?

『こんなこと聞いて負けてられないわ。陽菜。よく聞きなさい。あなたはパパとママの子よ。こんなことにぐずぐず泣いてないで殴りかかるくらいの気持ちが出なきゃおかしいのよ!』


『ママ?』


『何よ?』


『…パパとママの出会いって?汗』


『言ってなかったっけ?バイク乗り回してたの♩』
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