長身小動物系女子!
「なんか・・・
さっきね、調理実習だったんだけどね、
終わった後にエプロン机の上に置いて、
少し席を外してたら帰ってきたときにエプロンなくて、
どこいったんだろうって思って探してたら廊下の隅でエプロン持って
「コロちゃんのエプロンはあはあ」って言ってる先輩見つけちゃって・・・
固まってたら見つけられて「カップケーキもちょうだい」って先輩が追いかけてきて・・・」
「よし、分かった。
後方宙返りバック転土下座しろ、変態。」
「ゆうひどいし、
オレそんなのできないからねっ!?」
「うるさい、
お前が全面的に悪い。
見ろ、感じろ、この空気。
食堂の全生徒がお前の行いに対してドン引いている。早く謝れ。」
え。と小さく言い、
周りを見渡すとそこには冷たい目で間宮を見る生徒達がいた。
「ホラ、早く言え。」
「わぁぁかったってー!!
ごめんねぇ、コロちゃん。
別に危害を加えようと思ってやったことじゃないんだよー。
でも怖がらせちゃったねー、ごめんね。」
コロの視線に合わさるように少し屈んで、申し訳なさそうに微笑む。