長身小動物系女子!
そこは伊達にイケメンではない。
悲しそうに眉を眉間に寄せ、
柔らかく微笑むと
さっき暴露された変態行動を行うと思えないほどの儚げな美青年になった。
もともとひとなっつこく、
誰にでも好かれるような性格の間宮である。
怯えきっているものの多分本能で悪い人間ではないと感じ取ったコロは
恐る恐る間宮に視線を合わせる。
もう一度目線を合わせてごめんね、と小さく微笑むと
「いぃよ、・・・あの僕こそ逃げちゃって、ごめんなさい。」
コロもへにゃっと眉を下げて小さく笑った。
カッ、カワッ・・・!!!!!
かーワーイーイー!!!!
これまた食堂にいた全生徒の気持ちが一つになった。
小動物が警戒心を解いて無防備に懐いてくるような感覚を思わせるその笑顔に
全生徒がもうメロメロである。