長身小動物系女子!

もちろんその笑顔の一番近くにいた港たちは・・・





「・・・みーなーとーくーん?



なにかな?このオレの右手を押さえてるキミの手はー?」




「テメエがまた怪しい行動をおこさないように止めてるに決まってるだろ。」




「謝った直後にそんなことするわけないでしょー?」





「じゃあ、なんでこの手はこんなにぷるぷるしてんだよ。」





「・・・そんなんこらえてるからに決まってんでしょー。



耐えてるんだからもうは・な・せ!」







・・・こんな様子である。




コロはというと笑った後、


ハッとしたようにポケットをゴソゴソし始めた。





「ゆーせんぱい!見て見て!!」




睨み合っていた(とは言っても間宮は笑顔で青筋を立てていたが)


二人の視界に入るように、右手をズイッとだした。




「・・・カップケーキ?」



右手に握られていたのは綺麗に袋に包まれたカップケーキであった。



もっとも港に抱きついたせいで少しつぶれているが。
< 14 / 30 >

この作品をシェア

pagetop