長身小動物系女子!

もともと人見知りなコロに仲のいい友人ができることは港にとっても嬉しいことだが


間宮と仲良くなるってどうなんだ・・・と微妙な表情をしながら二人のやり取りを見ていると、コロはなにかハッとし、思いついたと言わんばかりの顔を間宮に向けた。





「間宮せんぱいもゆーせんぱいの家に来ればいいじゃないですか。



一緒につくりましょー。」




間宮はパァアッと目を輝かせて、


港はあらかさまに顔を歪めた。




「オイ、コロ。


なに自分ん家に誘う感覚で間宮を誘ってるんだ。




そこは俺の家だ。」




港は思わずツッコんだが、間宮は港のツッコみなど華麗にスルーして


コロに「オレがんばって作るね!!」と満面の笑顔で答えている。



コロもコロでじゃあスーパーで材料買ってから行こうとか言って二人で歩き出していってしまった。












「俺の意見は無視かよ・・・。」






一人残された港の呟きは誰に聞かれることもなく宙に消えていった。

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