長身小動物系女子!


「危なくないもん!チョコだから大丈夫―!!」




「大丈夫じゃありません!!



お前は危機感がなさすぎるんだっ!



もし毒とかが入ってたらどーするんだよ!!」






その口ぶりから分かるように彼が有名なのは彼女の保護者、



いやどちらかというと飼育員に近いかもしれない。

それも過保護な。



とりあえず、彼は小動物の飼育員として有名なのである。





「入ってないし!!




・・・うん。はひってなひもんっ!」





とかなんとか言いながら一瞬怪しげに手元のチョコを確認する。


そして、恐らく取られないようにするためであろう、口の中に入れてしまった。




「あっ!こらっ、口の中にいれるな!!



ぺっしなさい!!」





その不良スタイルにはびっくりするほど似合ってないオカン口調だ。




さらに彼は器用に全力で追いかけながらくどくどと説教をしている。


対する彼女も耳に手をあてながら全力で逃げていく。
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