お 姉 ち ゃ ん 、 ば い ば い 。





「……そうだよな、ごめん」




ユウヤは呟き、肩の力を抜いた。




「そ、見送りくらい笑ってしなよね!」





トンッ、と胸を押してユウヤから離れる。






そろそろ見送りだ。






歩き出した所でふと立ち止まり、後ろに向き直る。






「……ユウヤ!」




「ん?」



ユウヤがこちらを向いた。

















「私、お姉ちゃんと同じくらいアンタのこと大好きだった!」
< 15 / 18 >

この作品をシェア

pagetop