恋の相手―…*短編集
「あれ?まだ気付いてない?俺ら男だよ?」
"俺ら"?
"ら"?
「はあぁぁぁぁ!?じ、じゃあさっきの女の子…」
「あ、それ俺だよー」
ヒョイと顔を出してきたのは―…
「須藤、くん?」
きっと今のあたしは目が点になっているであろう。
「うん、騙されちゃって。先生可愛いね。」
か、可愛いって……
「大人をからかわないの!」
「大人って…7歳しかかわんないじゃん?」
「7歳も違えば十分よ!」