恋の相手―…*短編集
「なんで…?」
「俺、先生のこと好きだからさぁ。気になっちゃって。」
そう言いながら詰め寄ってくる松坂くんに後退りするあたし。
「…ま、つざかくん?」
「ね、先生。俺と付き合おうよ?」
後ろはもう壁で、逃げれない。
「冗談はやめて…。」
「本気だってば。ね?先生。」
誰か助けて…
やだ、怖い。
相手はあたしより年下。
けど、男には変わりなくて力なんて適うはずがない。
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