世界一可愛いお姫様





―放課後



空と一緒に帰るため、玄関で待ってたのに
空は一向に来る気配がない。


いつもならあたしより先に居るのに。


もしかしたら怒って帰っちゃったのかもって不安になって
あたしは空の教室に迎えに行く事にした。


もし教室にいたら絶対アイスおごらせるんだからっ!
あたしを待たすなんて許さないっ。


5組の教室の前に着くと、教室の中から
空の声が聞こえてきた。






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