世界一可愛いお姫様
「一人じゃ宿題出来ないよ。夜、寝れないよ。
朝、起きれないのよ。
素直じゃなくて悪かったわね。
だけど、世界一可愛いのはあたしでしょ?」
空はにこっと微笑んだ。
「先輩、この子、世界一可愛い俺の彼女なんで。
先輩とは付き合えません。すいません。」
空はまっすぐな眼差しで3年生を見つめていた。
「・・・・敵うわけないじゃんっ。
邪魔しちゃってごめんね。お幸せに。」
3年生は悔しそうに微笑むと、校舎に戻っていった。