世界一可愛いお姫様





「当たり前でしょっ。」


あたしは空に優しく微笑んだ。




そのまましばらく見つめあって、
唇と唇が触れ合う甘いキスをした。





「?なんか、空の唇、イチゴの味。」


「だって生クリームイチゴパン食べたもん」



空はけろっとあたしに言った。



「空のバカ!なんで食べちゃうのよ!」


あたしは軽く空の肩を殴った。


「亜美菜がいらないって言ったから・・・・ごめん。」


空は困った顔をしながらあたしに謝ってきた。


「明日、絶対あたしにちょうだいよね。」



あたしは空の手を握りながら微笑んだ。



「はいはい。」


空は仕方ないなぁとだるそうに、だけど嬉しそうに、返事をした。






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