ねぇ…先生。。




「別に先生のために怒ってるんじゃありませんよ?



もし先生の軽率な発言で零が退学にでもなったらどうするんです?!



そしたらあたし先生のこと恨みますからね!」



未来に言われて改めて実感する。



教師と付き合うって本当に危険なことなんだなって…。



『分かったからそう興奮するなって。



それに零…じゃなくて西城を退学には絶対にさせねぇから。



西城が退学になるんだったら俺が教師やめるから。



そこは安心しろ……。』


力強く言う先生を見て思った。




先生はすごい決意で付き合ってるんだなって。



今日はいろんなことを思い知らされている気がする。



『じゃっこれから職員会議あるから行くわ。』


先生は私の頭に一瞬手を置いて走り出した。



「無事に卒業できればいいね…。」



先生の背中を見つめながら未来は静かに呟いた。



そうだね……。



どうせ卒業するなら
先生に見送られて卒業したい…。




そのためにはいろんなことがあるだろうけど
先生と一緒に乗り越えて行くんだ。





一緒に頑張ろうね…先生…。






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