ねぇ…先生。。






数時間後。


バイトが終わると見慣れた車が目の前に。



『お疲れ! 零!!』



「せんせー…??」



車から先生が降りてくる。



『早く乗って!!


うちの生徒に見られたらヤバイだろ?!』



いや…先生…。


そう言うならここに来ること自体ダメでしょ…?



そんなことを考えているうちに車に乗せられた。



「なんで先生がいるんですか?


ってかなんで私のバイトしてる場所知ってるの?」




『まず最初の質問の答えは簡単。

心配だから。



2つ目の質問の答えは

藍葉に聞いたから。』



未来………。



個人情報をむやみに流さないでよ…。



「ねぇ…先生??」




『ん?どうした??』




「5,6回告白されたってホント?」



『ホント…。


まあもちろん全部断ったけどな。

俺はお前1人で十分だからなっ!』


先生は私の頭をくしゃっと撫でた。



私の目には涙が浮かぶ。



あまりにも嬉しかったから…。






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