ねぇ…先生。。
『クククッ………』
私が黙っていると急に笑い始めた隣の人。
「なんですか?!先生?!?!」
私は先生を横目で睨む。
『だって…クッ…だって…
それ…クッ…塩…なんだけど?』
先生は私が持っているのを指さす。
「へっ?!」
試しに舐めてみると…
「しょっぱい……」
砂糖を入れるはずだったのに
私はなんという典型的な間違いを犯すところだったんだ…
独り落胆していると、
『西城って料理しないだろ?』
先生はニヤッと笑う。
「うるさい!!
別にどうだっていいじゃん!」
私…料理結構得意なんだよ?!
これでもね。
『そんな怒るなって!
ってか前から気になってたことあるんだけど…』
急に真面目な声になる先生。
さっきの笑い声や私をからかうときとは全然違う。
声も、表情も…
どうしたんだろ…??