ねぇ…先生。。





「零?聞きたいことって何?」


未来は靴を脱いで調理室に上がってくる。



「その…あの、

未来は…あの…海斗と、



…付き合ってるんですか?!」



若干ためらいながら聞くと



「うん。そうだよ??」


と涼しい顔で言った。



………………キャァーっ?!


せ…先生の言ってたことは…本当だったの……?!



『俺の予想ビンゴ!!』


先生は勝ち誇ったような笑みを浮かべる。



「あれ?言ってなかったけ?」



呆気にとられている私を見た未来はえへへと笑う。




「言ってない!!


ってか聞いてない!!

なんで教えてくれないの~?!」



と私が訴えると



「ごめん、ごめん。」



未来は笑いながら謝る。



まったく人が言わなかった時はあんなに怒ってたのに
自分のことは言わないんだから…。


でも未来の恋、




叶ってよかったね。




おめでとっ!

未来!!





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