ねぇ…先生。。
遅刻をすることもなく、
3時間目まで無事に授業を終えた。
なぜか大和は私と先生が別れたことを知っていて朝から気を遣ってくれている。
そして3時間目が終わると
なぜかそわそわしている大和と未来。
「ねぇ…?どうしたの??」
これで何度目だろうか。
こう聞くのは。
「トイレ、行きたいの?
我慢するのはよくないよ??」
と私が言うと
「バカ!!」
と、言われて未来になぜか怒られるし、
全く意味が分からない。
私は諦めて机に顔を伏せる。
そこへちょうど、4時間目のチャイムが鳴った。
『お~いチャイム鳴ったぞ。
早く席に着きなさい!!』
大和と未来は顔を見合わせる。
そして私は伏せていた顔を上げる。
「せ…せんせぃ……」
教室に入ってきたのは先生だった。
目を真っ赤に腫らしていて、
少し鼻声になっていて、
私の目は先生に釘付けになった。