ねぇ…先生。。
第8章
進路
「ねぇ…今日調理室行かない?」
突然の未来の発言に私の動きは止まる。
「な、何言ってるの??」
「勘違いしないでよ?
零のためにじゃなくて自分のためっていうか、
先生に相談したいんだ。
零も相談してみたら?
先生ならなんかいいアドバスしてくれると思うんだ。」
先生なら………か…。
分かるな…未来が言ってること。
少し相談するだけだもんね?
よしっ!!私は決めたよ!
「そうだね。
調理室、行こっか。」
調理室に行くよ!!
「よしっ!じゃあ決定ね。」
もし未来のこの発言がなかったら、
私は進路を決めることができなかったかもしれない。
もし未来のこの発言がなかったら、
私は前に進めないままだったかもしれない。
未来…ありがとう。
未来とはもう10年以上の付き合いになるよね?
でも高校を卒業すれば未来とは離ればなれになる。
寂しいけど、
でも、そろそろ私は未来から独立しないといけないのかもしれないね…。